薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈映画〉ウィッチ(WITCH)

2015年アメリカ映画(日本は2017年公開)。監督は映画を作るのは初めてのロバート・エガソン。
タイトルのとおり、「魔女」をテーマに、赤子をさらわれた家族が次第に狂気の淵へと転落していく姿を描き、第31回サンダンス映画祭(受賞作の映画は全部知らなかった…。ちなみにNHKがスポンサーの1つ)で監督賞に輝いたファンタジーホラー。そして1630年のニューイングランドが舞台。ちなみにホラーと言っているが実際は、神を信じすぎ、家庭を顧みず、家族をないがしろにしたものの結末である。全国の親御さんたちはぜひともこの映画を反面教師にしてもらいたい。

登場人物
トマシン(アニヤ・テイラー=ジョイ):
主人公で長女。ちなみにスプリットにも出ていた。スプリットでは下着姿になったけど今回はみゃーんが見れる。魔女と間違えられるこの映画では完全に被害者だが、この映画がきっかけで有名になったからある意味よかったのかも。

イリアム(ラルフ・アイネソン):
父親だが子供からも妻からも威厳を保てていない。すぐ怒る上、娘を魔女とののしるなどはっきり言って駄目親父である。昔はいろいろやらかしてたらしい。最後は普段からペットのなつき度を気にしていなかったためかとっしんを2発くらってひんしに。

キャサリン(ケイト・ディッキー):
母親で典型的なヒステリーおばさん。カラスを用いたプレイも好き。最後は…。世の親御さんは絶対に真似しないように。しかしこの体験のせいか、後にファーストオーダーに加わり、ジェダイと戦うことに。

ケイレブ(ハーベイ・スクリムショウ):
長男で、宮城リクのような目にあう。この体験がショックすぎたのか最後はあんなことに。全国のショタコンはこんな結果を生み出さないよう注意していただきたい。

双子:
ユーモアあふれる狂言回し。将来が楽しみだった。

サム:
赤ん坊。トマシンが目をはなしたせいで誘拐された。みんな気をつけて。

魔女:
この映画内で一番かわいい。

あらすじ
神が大好きなウイリアムは周りの人間の低レベルさに嫌気がさし、家族を巻き込んで聖書どおりの生活(自給自足)をすることに。家族内で相談もなにもしてなかったおかげで、妻からは嫌味や小言を言われるは息子や娘からは反抗的な態度取られるわ散々な毎日を送っていた。しかしこれらを威圧という力で抑え込んでいた。しかしサムが行方不明なったことでみんなの不満は漏れ始め、狂い始めていくのであった。絶対にみんなは真似しないように!


最後に…

 



くろがねの城の異名を持つロボットに乗るパイロットも言っていたが、「人間は神にも悪魔にもなれる」。今回は悪魔になってしまったが、最初に現実をしっかり見て、家族を大事にすればよかったのだろう…是非みなさんもこの映画のような後悔が残る生き方はやめていただきたい。

ちなみに余談だが、この映画のベースはニューイングランドの魔女伝説がもと。ちなみに1630年はまだ魔女裁判をやってはいなかった。魔女裁判なんかやると某悪魔になった高校生に火葬される可能性が高いのでみなさんもテレビで有名な科学者が「こいつは悪魔です!」と言っても生暖かい目で見てやってください。f:id:new-world-7ct:20190102211352j:plain