薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈映画〉カタコンベ(CATACOMBS)

2007年アメリカ映画。
カタコンベとはこの映画ではパリの地下墓地のこと。もともとの意味はローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会の埋葬場所の名前である。ちなみにカタコンベと読むのはイタリア、ドイツ語で英語ではカタコームになる。
ソウのプロデューサーが作ったがソウ感のまったくない作品となった。ちなみにこのプロデューサーはこの映画を撮影中、なぞの病死を遂げた。

この映画について
「恐怖は神が俺たちに与えた試練だ。より強くなるための」 ジャン=ミシェル

登場人物
ヴィクトリア(シャニン=ソサモン):
姉からの誘いでパリへ来た精神安定剤が手放せない不安定な女性。フードをかぶることが好み。アルコールは飲めない、暗闇が怖いなどか弱い女を最初は見せていたが、レディファーストな男性を失意のどん底に叩き落としたり、ピッケルを男ににゃーんするなど鬼畜な面をみせる。

キャロリン(アリシア・ムーア):
ヴィクトリアの姉(演じてる人は実は妹役より年下!)。大学生で鼻にピアスありの金髪パーマでボーイフレンド3人を家に連れ込むなどビッチで社交的である。妹をヴィクと呼ぶ。連続殺人犯が住んでいた女性一人では不安すぎる場所に住んでいる。パリでは人は寝ないとか豪語していたが、最後はパーティ会場でみんなと仲良く寝た。

ヒューゴ(カブラル・イバカ):
黒人でオシャレボウズでパーティの主催者の一人。地下墓地でパーティーすることを思いついた。ちなみに全身が機械のスパロボの主人公とは関係がない。

ジャン=ミシェル:
異名は屍体愛好家、死に魅入られた男。中2病でかっこいい台詞をはきたがる。死に直面すると人は変われるなどとほざいていたが、自分は死に直面しても何も変わらなかった。

羊:
斧を持った羊の被り物をした男だが、彼岸島アマルガムとは一切関係がない。ちなみにランタンを持って移動し、羊の面が鼻の部分がえぐれている。何で血が乾いてないのかは光の屈折のせいであろう。部屋にはの人形、鶏、発電機、ラケット(自分しかいないのに2本)など。ふとんには血がこびりついている。使用武器は小型の斧。

フランス人:
最後まで何者かよく分からなかった人。最初はレディーファースト精神を持っていたがヴィクトリアのおかげでこの精神は生まれ変わった。

強引なあらすじ
200年前の墓地移動でパリの地下には700万体の遺体が眠っている。(600万と言う噂も)
そこでは死が身近なため、ジャンはそこで視に直面すると人は生まれ変われると本気で信じていた。そこでヒョーゴとともにナイトパーティーを開くことに。
一方、精神安定剤を手放せない妹を見かねた姉のキャロリンは生まれ変わらせるために深夜のカタコンベでのナイトパーティーにヴィクトリアを強引に連れて行く。しかし、気づいてはいなかった。妹の奥に潜む残虐性に…

カタコンベルール
カタコンベは500キロにも及ぶ広さがあるため、迷って出られなくなるものが多い。そのため以下のルールを護ることが必要である。
1.常に予備のライト持つこと
2.1人で行動しない
3.地図を準備(間違って道路の地図を持ってこないように)
4.レンチ(とりあえず金網壊せる武器があればOK)

最後に…
日本では火葬するため500キロにも及ぶ広さは実感がわかないだろう。しかし郷に従わなず他国で土葬を強行しようとする人たちが増えればカタコンベができ、この映画のような悲劇が生まれてしまう。ヴィクトリアもカタコンベのルールを破ってしまったか起きた悲劇である。「郷にいらずんば郷に従え」この言葉が身にしみる映画でした。

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