薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈映画〉キューブ2(CUBE2)

2002年カナダ映画。前作CUBEの監督ヴィンチェンゾ・ナタリは降板させられ、撮影監督として有名なアンジェイ・セクラが代わりに努めた。おかげで、デスノート(テレビドラマ版)のような結果になった。前よりお金をかけたせいか、見た目はよくなったが、ストーリーが…。ちなみにCUBEの続編とされているが名前が似ているだけの別物である。以下にその理由を示す。
CUBEとの違い
・数字の暗号は消えた
・ついに時間まで操れるようになった(キングクリムゾンの能力発動みたいな絵になる)
D4Cのように隣り合う世界を行き来する
・CGの多用
・CUBEの外が見れる
・私服になった
※似ている点もあるよ
・目のアップからスタート
・頭のおかしい天才がいる
・キューブに罠があるものもある
・大半は人間同士の殺し合い
・背負い投げされる人がいる

主な登場人物
ケイト(カリ・マチェット):
金髪の女性で心理療法士だが、一目でその人が盲目かどうかを見破れる眼力を持つ。男運には恵まれてないし、仲間運にも恵まれていない。見殺しはダメみたいなことをほざきながら見殺しにした。

サイモン(ジェラント・ウィン・デイヴィス):
前作の妄想暴力野郎の立ち位置にいるヤンキー。ちなみに仕事は経営コンサルタントの皮をかぶった探偵だが、今作を見る限り仕事を依頼しない方がいいだろう。趣味はナイフを集めることで、キューブに閉じ込められてもナイフは持っていた。男に対し、壁ドンやら後ろから抱き着き等を行っていたのでゲイの可能性がある。キューブの映画内で一番苦しんだ人でもある。

サーシャ(グレース・リン・カン):
盲目のグラサン黒髪女でマリクに似ている。耳と鼻がすごく良い盛り上げ役。凄腕のハッカーのせいか他人を見下している。あだ名はアレックストラスク(※スニーカーではない)。試験管の中で生まれたといううわさも…

ジェリー(ニール・クローン):
丁寧な話し方をするぽっちゃりしためがねおっさん。フリーのエンジニアでCUBEの扉を開発した。好きなものはホラー小説とおかしな家巡り。今作の背負い投げされる人担当。

ペイリー(バーバラ・ゴードン):
哲学が苦手な痴ほうのおばあちゃん。今は高層マンションに義理の娘と住んでいるが、昔はアイゾン研究所理論数学の研究者だったらしい。今作で一番セリフが多いが、不快さが強かったので処刑された。

マックス(マシュー・ファーガソン):
テンパのゲームソフト開発者。友達はペンタゴンに服役中らしい。首吊りしようとしてるやつを命がけで助けようとしたいいやつ。子供に見せられないシーンをジュリアとやろうとしたのでミイラにされた。

ジュリア(リンゼイ・コネル):
マックス曰く視聴率が倍に跳ね上がるほどの美女。秘密が大好きなアイゾンの弁護士。赤いドレスという自己主張の強い服を着ているが、背中の肌のあれのおかげでみゃーんである。子供に見せられないシーンをマックスとやり始めたのでミイラにされた。

マグワイア(ブルース・グレイ):
眼鏡かけたサラリーマンと思いきや軍人で階級は大佐、の割には自殺しようとするなどメンタルはそこまでのようである。自分で自分の手に手錠をするドM。

ローゼンズワーグ博士:
スキンヘッドの量子学で有名なお方。エクトプラズムの死体のように自分の体に計算式を書いた。

用語説明
今作ではSFマニアじゃないと理解できない単語が多いので説明しとくよ。

テレポーテーション:
これは説明不要だろう。瞬間移動です。イメージわかない人はドラゴンボールでもFFでもなんでもいので見てください。

セラクト:
4次元の立方体で別名ハイパーキューブ。3次元に時間を加えることではない。空間的な4次元。

多次元量子空間:
何でもできる空間。詳しくは重神機パンドーラを参照。

60659:
素数。何を計算してこの数字が出てきたか一切不明である。意味はキューブが崩壊する時間を指しており、6時06分59秒を指している。何で時刻が計算で出てくるんだろう。物理に詳しくないから分からないぞ…

主なあらすじ
CUBEと同じような始まりだが、少し様相が違う。いったいここはどこなのか?本当にCUBEの続編なのか? そう考える視聴者たちの予想を斜め上で裏切りながら期待を裏切る話が進んでいくのであった。

最後に…
結局謎が増えただけで何も解決しなかった。2期放映が決定しているからという理由で2期に丸投げするアニメのようである。CUBE ZEROで謎がわかるというが果たして!

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