薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈小説〉 死神ブログ

 

201612月発売。作者は男女の心の闇と葛藤を疾走感あふれる感性で描くことで有名な窪依凛(くぼいりん)。

登場人物も少なく、舞台も少ないので一見するととても映画化しやすそうだが、心情表現が大半を占めているため、実写化は難しい。漫画ならいけるか…。

ちなみに内容はいじめっこがぼこぼこに…で終わらず、いじめられっこも…という感じなので胸糞が嫌いな人は注意。

 

 

あらすじ

いじめを苦に自殺しようと思った真田悠哉は、どうせなら世間に自分のことを知ってもらいたいと考え、ブログを立ち上げ、自殺を宣言する。

そしてそのブログを見て感銘を受けた自称エコロジストの悠音からメッセージが来て…

 

 

主な登場人物

 

真田悠哉:

遊戯王の主人公-(友達+ゲーム)といった感じの主人公。

が、「英秀高等学校 二年B組 真田悠哉 殺人事件会場」というブログを立ち上げ、自分の自殺を1か月前から世間にアピールする所から見るに目立つことは嫌いではないのだろう。

基本的に17,8回風呂に入っており、多い時は10回を超えるが、別にきれい好きというわけではなく自分の臭を隠すためである。ちなみに尊敬しているものは三猿で、毎日呪文のように唱えている。

悠音とは両想い。最後は自分も読者も納得できないことに…。

ちなみにこの小説は彼の心情で8割型構成されている。

 

「僕は、本物の愛を知ったのかな?」

 

悠音(ゆうおん):

ごみの処分=エコロジーという社会のために自分の身をささげる主人公に献身的な男。悠哉とは両想い。キルエコ(Kill-Ecology)という自分しか会員のいない団体に属し、ごみの処理に忙しいようである。

最後は自分も読者も納得できないことに…。

 

悠哉のお母さん:

夫が単身赴任という名の浮気をしているのでイラついている。そして夫に対する欲情を自分の息子に…。

 

山木ミウ

こいつのせいで主人公はいじめられる。見た目は学年一の美少女。が、中身は…。

 

金本信也:

いじめっ子のモブ。殺され方もモブ。

 

岡田将武:

緩やかなウェーブのかかった長髪で平凡な顔をごまかしているいじめっ子。家ではいい子を演じているらしい。最後は縄で縛られ…。

 

「誰か助けてくれ!」

 

井上啓二:

ガタイの良い先生。いじめに加担する教師の風上にも置けない男。そのせいか、最後はゴミ扱いされ、ナイフでお腹をグリングリンされて…。

 

「抜かないで…ください…」

 

増井刑事:

 

ダメな刑事。いろんな意味で。

 

最後に…

いじめていいのは、いじめられてもいいという覚悟を持った奴だけ!

……ま、結局いじめはみんなえらい目に合うということが良くわかるお話でした…

〈小説〉 #拡散忌望

 

「わたしといっしょにドロリン、しチョ?」


「前回紹介した「夜葬」でお馴染みの最東対地の小説である。相変わらず映像化しにくそうな内容だが、ファンにはそれがいいらしい。

今回の小説は近年問題になっているバカッターやいじめへの問題に一石を投じるものなので身に覚えのある人はぜひ読んでもらいたい。

 

主なあらすじ
目立ちたいがために過去に過ちを犯し、逆に目立つことを嫌うことになった尚は、ダブりのあきなとともに明らかに柄悪そうなグループとつるみ、廃校を探検することに。
そこで行った記念撮影が後々あんな恐怖を巻き起こすとはだれも思っていなかった…


主な登場人物


二ノ宮尚(にのみやしょう):
結局主人公だったのかよくわからないが、過去の異名はNINO-SAN、今は一般人のイケメンもどき。命は平等ではないと考えている現実主義者。
ちなみに小説だと間違いやすいが「なお」ではない。「しょう」。前世はボウフラとうわさされている。

「敷地に入っただけで呪われるとか、呪〇かよ!」

 

山城光(ピカリン):
この小説の真の主人公。やせすぎで口が悪く色気のない少女。浪川とは絶妙なバランスをとった関係。最後になんかいいこと言ったがやっぱり通じなかった…。しょうがないよ、相手にとっては全然共感できない内容だもん。


菊池あきな:
ダブり。実は戦闘能力は一番高い。尚に助けてもらったくせにもう一人は助けなかったことを責めるが、過去にはいじめられていた友達を見捨てているので人のことは言えない…。


浪川澄人(なみかわすみと):
吃音癖があり、天然パーマにあれた肌、中学生のような恰好をした見るからにいじめられっ子の名前と中身が一致しない、特殊な性癖を持つ男。ちなみに使用後のティッシュは捨てずにベッドの下に残しておいたり、本には直接かけるタイプで、証拠を残しやすい男。が、母親からは溺愛されている。以外にもピカリンや柄悪そうなグループと仲が良い。
無害な男と思われていたが実は…

 

三浦爽輔(みうらそうすけ):
レ〇プ犯。そのくせビビり。おかげで同情できない最期を遂げた。

 

和久井まりや:
アイドルでいじめっ子。誉にはアイドルに戻ってほしかったためと嫉妬が入交じり、いじめという卑劣な手段を問た。

 

国村透琉(くにむらとおる):
ガラの悪いグループリーダー。が、全然出番がなかった…。ちなみに明らかにいじめられっ子気質の浪川がいじめられずにグループに属せるのはこの人のおかげ。

 

中越るい:
茶髪パーマのギャル。JKカウンセリングというところでおっさんの悩みを聞くバイトをしている。
ちなみに1回2万で、オプションをつけるとさらに上がるらしい。まったく何やってんだか…。

 

鳥居千草(とりいちぐさ):
食欲旺盛なデブ。

 

百田誉:
7歳でCMデビューを果たすほどの実力者だが、その実力に対する嫉妬と正義感でいじめでさんざんな目に会う。あまりにも酷な内容なのでここでは詳細を書かずにおきます…。

 

百田和貴子:
誉の母親。有名な女優だがいろいろずれている。ちなみに機械には疎く、かな入力しかできない。

 

石坂先生:
誉のいじめに加担した教師の風上にも置けない男で、そのせいか今はレジ打ち係。しかもかつての教え子に対し暴力ふるったりレイプ未遂まで。

 

真壁:
よく聞く警視庁捜査一課。30代半ばで鋭い眼光を持つ一見仕事ができそうな男。

 

涼宮:盛り上げ役


呪いについて

7人の集合写真に別々の赤いもやがかかり、みんなそろえると女の子の顔になるという
どっきり現象をかわきりに「ドロリンチョ」さんよりTwitterにわけわからんメッセージと写真が届き始める。
写真はこれから殺害予定の人の写真で、顔がまっかになるまでにリツイート100越えれば助かるという何とも面白くないゲームを強要させられる。
ちなみに失敗は死…ではなく歌いながらピンク色の液体を周りにまき散らし、顔はドロリンチョと死よりも無残な目に合う。

呪いを解く方法は「 ひ」おs6.smq~(面倒なので省略) 」
意味わからんが、これはワープロ時代の古い頭を持ってる人間が送っているため。
ネタバレになるから詳細は言わないが、要は
友達100人作ること!
といっている。
ちなみに友達とはリアルではなくフォロワーのこと(悲)。つまり、リツイート100越えれば一時的におさまる。
一時的ということは当然のことながら気まぐれに呪いは発動するため何とも迷惑な話である。
ちなみにこの呪いは発信者の気分によって送る相手が変わるため予測は不可能。

 

最後に…
最近も相変わらずいじめ問題が収まる気配を見せない。この小説はある意味いじめを防ぐことに一役買うかもしれないので是非映画化してほしい。

〈小説〉 ついてくる

わかるかな、「ついていく」ではなく、「ついてくる」という、この意味あいが…。


「ついてくる」とは、2001年4月の吉村達也の小説である。ちなみに最初の単行本時はタイトルは「ついてくる 京都十三夜物語」を加筆・訂正し、文庫化したものが冒頭のタイトルである。
作者である吉村達也は朝比奈耕作や氷室想介シリーズなどのミステリーや「樹海」、「ボイス」などのホラーを両立させている数少ない作家のひとりである。
本を手に取ってもらえばわかるがページ数が600ページ以上あるので「呪怨」や「リング」よりはるかに長い。だが、ミステリーも手掛けているせいか恐怖と謎を知りたい好奇心を掻き立て、最後まで飽きない構成なので一読の価値はある作品である。
是非映画化してほしいが、重要シーンの1つが完全ににゃーんなので全年齢対象は難しいと思われる。
ちなみにピエロが出てくるホラー映画とは全く関係がない

主なあらすじ
他人の不幸を笑う永瀬和也・晴美夫婦はゴールデンウィーク中に旅行気分で晴美の実家を訪れることにした。だが、それは2つの肉の塊をひき殺してしまったせいで恐怖の旅行に…。
さらに晴美の父親の秘密についても明らかになっていき…。


主な登場人物

永瀬和也:

主人公。妻の男性遍歴やヒステリーにこだわらない懐の深い男。都内の出版社で編集者として勤めており、妻とは社内結婚。後述の葛城夫妻が結婚を仲人しているが、晴美と一緒に恩を仇で返した。ドライバーを用いた修理やチェンソーを扱うなど朝飯前。ちなみに特技は自分の目に夢の中の画像を映すこと

永瀬晴美:

和也の妻。まあまあな男性遍歴を持っている。結婚前は出版社に勤めていたが今はフリーライタ-。ちなみに精神は不安定でよくヒステリーを起こす。


市之瀬恵造:

晴美の父親で怨霊の研究をしている自称民俗学者の小説家。娘の結婚を3回ダメにした父親で、ぶっちゃけ今回の主人公たちの不幸はこいつが責任の一端を担っている。

 

市之瀬準子:

晴美の母。ダメな夫と違ってできる女。なんであいつと結婚したのか…。

 

葛城啓一郎:

和也の会社の書籍編集長。この作品一番の被害者。妻にも娘にも愛人(ニューハーフ)にも恵まれてない。

 

葛城鏡子:

生霊といういわゆるスタンドを使いこなす葛城啓一郎の妻で、川本一郎の娘。能力は、相手の頭に取りつき、悪夢を見せたり誘導したりなど。当初は遠隔操作型と思われていたが、終盤で自動追尾型であることが判明した。

川本一郎:

売れない小説家でペンネームは諸星輝。写真を取り入れた斬新な小説を書こうとしたが市之瀬恵造の嫉妬によりおじゃんになった。が、こいつにはあんまり同情できない。なぜなら(ネタバレ注意)
自分の娘に不思議な力があったので生活費捻出のため研究機関に娘を売る。
その後、上記の市之瀬恵造のせいで情緒不安定になり娘をはたく。
娘自殺し、それを市之瀬恵造のせいに…
こんな奴にはなりたくないねえ。

 

京都十三夜物語:
売れない作家の川本一郎が市之瀬恵造のネタをパクリ、完成させたホラー小説。写真を使った小説という、自分に表現力がないため斬新な書き方で、これを読んだものはその内容を現実に体験できるなどジョジョで言うジェットみたいなものである。
最初は全然怖くないが、意味が分かってくる…

第1夜:京都伏見の黒い猫
黒い招き猫を購入した女の話。

第2夜:祇園花見小路の恋
不倫(ニューハーフ)とバーで密会しようとしたけど…


第3夜:魔王殿から来た老人

川本の願望。かなわなかったけど…

第4夜:鹿怨寺無彩幻想
モノクロの世界に放り込まれる話。

第5夜:株式会社「七福神
人々に笑顔を振りまくお仕事のお話。

第6夜:也阿弥ホテル
2000年問題で計器と一緒に自分も狂ったお話

第7夜:比叡山ゼロの魔術
婚約者の男性遍歴を義理の父から聞かせられるお話

第8夜:源光庵「悟りの窓」と「迷いの窓」
最初の結婚は練習で本番は2回目から。

第9夜:嵯峨野ささやか二人旅
人力車のバイトしたら変な人乗せたお話

第10夜:貴船夜風の灯篭流し
不倫女と灯篭流しするお話
第11夜:タイトル不明
嫌がる妻に無理やり注ぎ込むお話。

第12夜:タイトル不明
セーラー服を着たまま入浴する女子高生が…

第13夜:タイトル不明
これからもずっと一緒だね…


最後に…
みなさんも人の不幸を笑うのはやめましょう。とんでもないしっぺ返しが来るかもしれません。
あくまでも、他人の気持ちになって…

〈映画〉スタング 人喰い巨大蜂の襲来(STUNG)

2016年。監督はベニ・デイエズ。タイトルやパッケージから分かるとおり、巨大な蜂に襲われるお話。なんか日本版パッケージを見るとB級映画?と思うかもしれないがそれは日本版パッケージのせいである。海外のパッケージはちゃんとしてるからマジで。だが、映画のジャンルは公式にはロマンチック・ホラー・コメディなのであながち日本のも間違っていない。
ちなみにstungの意味は(蜂等に)刺された、である。別に蜂の名前ではないのでご注意を。

 

巨大蜂について:
小型(といっても体長5cmくらいあるが)が刺す→大きな鉢が生まれるとエイリアンを意識したような感じ。ちなみに生まれるサイズはこの時の宿主のサイズに影響される。つぶしても硫酸みたいな液は出ないのでご安心を。食事は人間の肉。
モデルは地面に巣、スズメバチのような見た目からオオスズメバチがモデルと思われる。
余談だが、クロアナバチというオオスズメバチを小さくしたものは猛毒だが淡白でクリーミーな珍味として日本でも食されている

脱線したが、なんでこんなん生まれたのかというと…
成長ホルモン入りの庭園用の肥料で突然変異したと思われる。ちなみに衣服等は消化できないようである。

弱点:怪物映画によくある爆発だよ。

主な登場人物

ジュリア(ジェシカ・クック):
あだ名は船長。ケータリング(1981年創業)の経営者で、メガネっ子、お色気担当といろいろ属性を持つ。男がギターで殴りつけてもびくともしない巨大ハチにけりを入れて撃退、椅子で殴りつけて殺害したうえ(作中では唯一蜂を殺した)、素手で殴り飛ばしもする今作中最恐の人間。

ポール(マット・オーレアリー):
バーテン、大道芸、荷物運び担当。スケベ心満載で何かと抜けている。ジュリアが好きなのに離婚寸前の女に心動かされた。ちなみに女性にもてるが遊び相手しかいないらしい。
ジュリアに男として見られてないと嘆いていたが、劇中助けられてばかりなので当然だろう。特に生かせてないがライフガードの経験がある。
ハチとの戦闘中何回アイスピック手放すねん!と思ってはいけない。犬を飼っている。

「ガッデム!」
「人が惨殺される姿を見たら飲まずにいられない。」

フローラ(セシリア・ピラド):
アルゼンチン人のおばさん。結構いいひと。だがいかれた婆さんのおかげで重症になり、さらにえらいに。

ラリー(ダニエル・リッゾ):
演奏担当。常にその場にあった演奏を行うできる男。いいやつだったがシドニーのおかげで…。

シドニ―・パーチ(クリフトン・コリンズ JR):
ロン毛と眼鏡がトレードマーク。片足を引きずっているように見える走り方をする。こいつのせいでこの物語は生まれた。てっきり早めに処刑されるかと思ったが予想に反し…何かよー分からん変化を遂げた。ちなみにファザコンで、ポールに新しいパパになってもらおうとした。
君が新しいパパだ


ミセスパーチ(イブ・スラトナー):
シドニーの母親。ポールは死んだ旦那に似てるらしいが、絵を見ると…。ちなみに今日のパーティーはこの旦那のための恒例行事。地下室が嫌い。

パーシー:
穴掘りが得意な白い犬。最後はコクーンのように…。

市長(ランス・ヘンリクセン):
今回のガーデンパーティーを死にかけのパーティーと評した。来年再出馬パーティーを開こうとしている。メキシコ人が嫌い。ちなみに漏らした。昔朝鮮戦争で第9歩兵隊だった。
かっこいいこと言ったら死亡フラグだった。生命力はいろいろとおかしい。
「私が行こう」

主なあらすじ
ポールはケータリング会社を経営するジュリアとともにパーチのガーデンパーティーを仕切ることに。
この仕事を失敗すると後がなくなるので気合を入れるジュリア。だがポールはせっかくのグラスを蜂一匹のために割るわ、離婚寸前の女に鼻の下伸ばすわやりたい放題。
なんやかんやでパーティーも終盤に近付くが、そのとき急患が!その場の医者は産婦人科医で役に立たない。とりあえず運ぼうとするがその時にたくさんの蜂が襲い掛かってきて…。

最後に…
みなさんも肥料に変なものを混ぜるのはやめましょう。まあ、巨大な蜂の子が食べたいというのなら話は別だが…。

f:id:new-world-7ct:20191117225120p:plain

 

〈小説〉逆さ稲荷

2015年6月角川ホラー文庫の作品。
作者は郷内心瞳(ごうないしんどう)。ちなみにこれはペンネームではなく拝み屋で働くことになったときに決まった名前である。このとき作者は生きながら転生した
内容は作者の幼少から拝み屋になるまで(幼少期~23歳)の思い出話である。ここまでハードな心霊体験を繰り返した人はそうはいるまい。ちなみに宮城の田舎出身なので、この話の大半の怪奇現象は宮城県で起きていいる。

※作中に「逆さ稲荷」のタイトルの話があるが、主人公の話とは全く関係がない。伊野さんていう人の思い出。おっさん声の狐さんに化かされるお話。

主な登場人物

郷内心瞳:
20代前半から拝み屋を始めた主人公。ちなみにその前の職業はブラック企業コンビニエンスストアの店員とろくな目にあっていない。幼いころから霊が見える特殊能力を持つ。
思い出は主にこんな感じである。
幼稚園時代(入院前)→プールで不細工な女に突き落とされる
幼稚園時代(入院中)→ノブコちゃん痛い子植物人間と出会う
幼稚園時代(入院後)→山の神に友達作りを教わる
小学1年生→無色透明の人形がほしくて親にねだる。綺羅星
小学2年生→お面をかぶった少年たちを見かける、黒い服着た不審者おばさんともぐらたたきごっこをする
小学3年生→目玉をとる手品師に会う。
小学4年生→初めて幽霊見る。
中学時代→ドッペルゲンガーに出会う。

ちなみに自宅は

生首が転がってくる、3歳児が三味線を弾く、中年女の笑い声が聞こえるなど

そこらへんのポルターガイスト悪魔に取りつかれた家より質の悪い現象が起こっている。

お父さん、お母さん、弟、妹、祖父母:特になし出番がそこまでない。

曾祖母:
人をイラつかせる天才のクレーマー老人。だが正体は…。ちなみにこれにインスピレーションを受けたのかは知らないがバイオハザード7のみゃーんの立ち位置にもなんとなく踏襲された。
心を可視化するなどようわからん能力を持つ。言葉遣いは悪く、6歳の孫にバカとか言ったりする。残酷なシーンが好きで、女を拷問する映像化するのが難しそうなシーンをタニタ笑ってみるほど。しかもそれをやってみろとか言うし。

白い女:
主人公の一家を自分の人生をかけてストーキングする女。白い服の愛好家で数十年にわたっているので粘着性は半端ない。
どんな感じかというと、

幼女→主人公の自宅向かいの畑の中から監視
10代→主人公の自宅の端の暗闇の中から監視
20代→主人公の自宅の玄関先から監視
30代→主人公の自宅の茶の間から監視
その後→主人公の弟に忘れ物届に来る

水谷源流:
主人公の師匠。姓名判断やお祓い、土地供養なども行えるオールラウンダー。見た目は大学教授に近いらしい。仕事はとても速い上、セリフが全体的に男前である。

「決まっているだろう。今夜、これからだ。」

 

他に1話しか出ない人たちが多数いるが、ここでは一部記載する。

歩美さん:
社労士。5歳のころ猫を原形をとどめないほどの力で握りつぶした。しかしこれはあくまで幼いために犯した失敗である。このときの痛みを彼女は一生忘れないだろう。

竹沢さん:小学校時代に友人の一人が神社で野ぐそしたため、神の怒りにふれみんなうんこまみれに。

田嶋さん:人面犬を発見する。(顔は祖母)

町田さん:ドッペルゲンガーのおかげで実の娘にラッキースケベ

まゆ子さん:死神の目の劣化版が使える。

渋谷さん:10円玉専用の人間貯金箱に。

最後に…
1話完結のようでいてそれぞれの話はつながっている(他人から聞いた話は除く)
皆さんも不思議な体験はその後に起こる体験の布石かもしれないので注意しましょう。

〈映画〉クネクネ

2010年日本映画。監督はひきこさんとか作ったのと同じ吉川久岳。
2003年ごろからインターネット上で流れている怪談、「くねくね」を元にして作られた映画と思われる。なんで「思われる」の表現かというと、本来の「くねくね」とは田や川向こうなどに見える白または黒のくねくね動く存在であり、その正体を知ると精神に異常をきたす、と言われている。だが、パッケージを見ると何かリングにあたる貞子のような女がいるため、本当に「くねくね」を参考にしているのか議論が交わされている。
ちなみに上映時間は50分もないので気軽に見える。

主なあらすじ
ある休日、千里は母・良子と再婚相手の浩平、そしてその娘の遥にキャンプに連れだされる。車で長野県の南木曽あたりのおくどうキャンプ場に向かうが迷ってしまう。再婚にも反対で無理やり連れてこられた千里はフラストレーションがたまりみんなの気分を悪くさせる。早くこの気分の悪い状態をどうにかしたいと思った浩平は、通りがかりの怪しい夜叉神村の村人に目的地までの道を尋ねるが、男性は問いには答えず、「帰ったほうがいい」と呟くだけだった...。


※備考
夜又神村:

夜叉神家をトップに据えた村。夜叉神家に生まれたものは氏神として信仰対象になる。
村人の特徴は、ようこそと看板に書いておきながらよそ者をきらう。だがこれは赤の他人のことを必死に心配したためである。今はフードと目隠しが流行である。また全員心眼の使い手。
また村の周辺ではスモークをたくなど活気あるイベントを行っている。


主な登場人物

千里(しほの涼):
絶賛反抗期中の母親の連れ子。どうやらお色気担当のようで胸チラを結構やっているが体がみゃーん

「私家族なんていらない!みんないなくなっちゃえばいい!」


遥(所里砂子):
浩平の連れ子で抜けた父とバランスが良いできた娘。一番気を使っている。メインのはずなのに目立たなかった。


浩平(中野剛):
いろんなところが抜けているおやじ。
例えば、娘2人を死体の前に放置して一人で警察を呼びに行った。村人の親切なアドバイスにも従わなかった。車から離れるときはドアを開けたままetc
実の娘にはあはあ言いながら襲い掛かった。

「無理でも行くんだ!」

 

良子(熊谷美香):
千里のお母さん。他人の村に勝手に入ったのに悪びれもせず、頭のおかしい偏屈爺さんと罵った。娘のことを考えずに再婚したためうまくいっていない。知らない女の子についていったため…ランニングのような変わったポーズで死亡。
あと実の娘の首を絞めて殺そうとした。

村人A(三島ゆたか):
夜叉神村の住人で帽子がトレードマークの背中で語る男。結構でかい家に住んでいる。

長老(竹ノ内啓喜):
十数センチのなたで首を一刀両断するほどの腕の持ち主。


クネクネ(幼少期:前田明日香、現在:松川愛実):
本名はとよこ。50歳。未来予知の能力を持っている。幼女の時に拷問(バットで殴打、火葬)され、熱さのせいで骨が折れるほど体をねじり、田んぼに飛び込んで死亡。このせいか水があるところにはどこにでも出現する。見たら死ぬ。見た目は白い服を着た全身焼けただれた女。
「殺してやる」と連呼している。こいつと目を合わせると、目から出血(一部からカラコン装着ともいわれてる)→体が捻じ曲がり死亡→生きのいい魚のように復活しゾンビ化。ただゾンビ化すると女の腕力に負けるわ、片足引きずってる女に追い付けないわで、能力値は駄々下がりのようである。

最後に…
最後は中途半端でいいところ終わってしまったので続編に期待…。
とりあえず殺してやるなど言っている妙な女がいたらすぐにその場から離れましょう。顔がかわいいか確認していると一生かわいい子が拝めない状態になります。

f:id:new-world-7ct:20191105225547p:plain

 

〈映画〉 こっくりさん 恋獄版

2014年日本映画。監督は竹川透。
一言で言うとホラー映画風反社会純恋映画である。
恋獄版というサブタイトルがついているので、恋愛もの?と思った人も多いだろう。
そう、浮気や不倫を行っている人たちには是非とも見習っていただきたい純恋が描かれている。

キャッチフレーズは

「全ての人間を愛する」

主なあらすじ

霊感が一切生かされない不真面目で反社会的な思想の持ち主の大学生・鏑木恭也は、幼なじみの黛典子とした“こっくりさん”で、コインが勝手に動き出し“ミ・ナ・ゴ・ロ・シ”とコインが動いてしまう。そして、鏑木の周りで次々に人が死んでいき、2人が行き着いた先には、かつて誰も味わった事がない、真の恐怖愛が待ち受けていた・・・。


主な登場人物

※注意:今回キャストや劇中の名前が不明な連中がいるがこれは全てこっくりさんみゃーんである。

鏑木恭也(関野翔太):
あらすじにある通り、霊感が一切生かされない不真面目で反社会的な思想の持ち主で前科者の大学2年生。
取り柄は霊の存在(特に恨み持ってるやつ)を感じ取れる力を持つ。
ぐーたらな割にはこっくりさんを筋肉の付随運動と解説するなどインテリである。しかし本来の実力はさもばれないようググり、解説するのその演技力。だが、こっくりさんを信じす、自分もやったため呪われた。
ちなみに遠くの声を聞き取る能力を持っているようで、その場にいないのに現れたときに前の会話をつなぐ発言をしている。劇中最終盤でこっくりさんのおかげで、純恋を見てしまい、愛ゆえに罪を犯した自分と重ねて冷静さを失った。

「みんな…ごめん」

黛典子(星名利華) :
きょうちゃんの幼馴染でJK。自分の後輩がストーカーされてる話を楽しそうに話す、幼馴染の首を騎乗位の状態で絞めるなど、ドSな面が目立つ。しかも後輩が死んだときなど笑顔を隠しきれていない。が、これらはこっくりさんのせいである。実の兄は近親みゃーんが好き。

藤村麻美:
典子のバレーボール部後輩。小学校のころの友達とこっくりさんやったおかげで人生が狂った。ふざけて自分らに彼氏ができるかを占うという、純恋精神をばかにしたような行動をおかしたため、こっくりさんの怒りを買い、みなころしの宣告をされた。ちなみに妹ゆみこはすでにやっていたんので車にはねられる。母親に溺愛されている。
ちなみにホラーには珍しい銃殺であの世に。まあ、こっくりさんのせいだけど

ひろおのぼる :
典子のおじさんでこの映画の真の主人公。38歳で市役所勤めで実家で母親と2人暮らし。何にも関心を持っていないといいつつ、JKに対し手錠を使った拘束プレイが好み。これもこっくりry
実は結構持てるようである。まあ、言い寄ってたのは結構人間性に問題あるやつだったけど…。

「俺も狂うことでしかこの社会に存在することができない。」

徳永博信:
他人の話に勝手に入ってくるあやしい警察官。常にひょうひょうとした態度で挑発するが、実は胸に熱いものを秘めている。こっくりさんはただの社会不適合者で以上殺人鬼の皮をかぶったタダの人間と評した。体力は年のせいか、おっさん一人を満足に尾行できないし勝てもしない。人間の本性が知りたくなったのになぜか警官になった。ホラーには珍しい刺殺と首ゴキをされる。これもこっくりry
「結局は…おれがおかしかったのさ。」
「だから…考えるのを…やめた!」
「この社会で生きるためには、自分を腐らせるしかないんだよ!」

まゆこ(小日向雪):
典子の後輩で初期で出番がなくなったせいで、後半に無理やり出番を作った。これはこっくりさんのおかげである

かほ:
典子の後輩で一番かわいい。こっくりさんを見ても冷静に対処していたすごい子。ちなみに読唇術の使い手。思いが強いのか死んだ後に「私の仇とってください!」とメッセージを伝えた。最後はジャッジメントチェーンでも発動したのかよー分からん死に方をした。これもこっくりさんのry
こっくりさんが私の方見てる」

麻美のおかあさん:
男は女の顔しか見てない、ほしいものは奪って当たり前!という性格をしている。これは自業自得である。


こっくりさん(華月綾香):
この映画の真のヒロイン。心臓を両手で挟み込んで殺す変わった殺し方をする。

広尾やすこ:
「人間じゃない」が口癖。自殺したひろおじさんの妻。魔界転生によりこっくりさんに生まれ変わった。
「この世界には法もモラルもないのよ」


鏑木恭也の同級生:
終盤に唐突に出てきた。名前も出てこないが株のディーラーか何かだと思われる。
必死に頼み込んだらエッチなお願い以外は受け付けてくれる。この人はこっくりさんとは全く関係がい。

最後に…。

こっくりさんじゃない感が強い映画だった。まあ、久々にいい恋愛ものを見せてもらったけど。