薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈小説〉 #拡散忌望

 

「わたしといっしょにドロリン、しチョ?」


「前回紹介した「夜葬」でお馴染みの最東対地の小説である。相変わらず映像化しにくそうな内容だが、ファンにはそれがいいらしい。

今回の小説は近年問題になっているバカッターやいじめへの問題に一石を投じるものなので身に覚えのある人はぜひ読んでもらいたい。

 

主なあらすじ
目立ちたいがために過去に過ちを犯し、逆に目立つことを嫌うことになった尚は、ダブりのあきなとともに明らかに柄悪そうなグループとつるみ、廃校を探検することに。
そこで行った記念撮影が後々あんな恐怖を巻き起こすとはだれも思っていなかった…


主な登場人物


二ノ宮尚(にのみやしょう):
結局主人公だったのかよくわからないが、過去の異名はNINO-SAN、今は一般人のイケメンもどき。命は平等ではないと考えている現実主義者。
ちなみに小説だと間違いやすいが「なお」ではない。「しょう」。前世はボウフラとうわさされている。

「敷地に入っただけで呪われるとか、呪〇かよ!」

 

山城光(ピカリン):
この小説の真の主人公。やせすぎで口が悪く色気のない少女。浪川とは絶妙なバランスをとった関係。最後になんかいいこと言ったがやっぱり通じなかった…。しょうがないよ、相手にとっては全然共感できない内容だもん。


菊池あきな:
ダブり。実は戦闘能力は一番高い。尚に助けてもらったくせにもう一人は助けなかったことを責めるが、過去にはいじめられていた友達を見捨てているので人のことは言えない…。


浪川澄人(なみかわすみと):
吃音癖があり、天然パーマにあれた肌、中学生のような恰好をした見るからにいじめられっ子の名前と中身が一致しない、特殊な性癖を持つ男。ちなみに使用後のティッシュは捨てずにベッドの下に残しておいたり、本には直接かけるタイプで、証拠を残しやすい男。が、母親からは溺愛されている。以外にもピカリンや柄悪そうなグループと仲が良い。
無害な男と思われていたが実は…

 

三浦爽輔(みうらそうすけ):
レ〇プ犯。そのくせビビり。おかげで同情できない最期を遂げた。

 

和久井まりや:
アイドルでいじめっ子。誉にはアイドルに戻ってほしかったためと嫉妬が入交じり、いじめという卑劣な手段を問た。

 

国村透琉(くにむらとおる):
ガラの悪いグループリーダー。が、全然出番がなかった…。ちなみに明らかにいじめられっ子気質の浪川がいじめられずにグループに属せるのはこの人のおかげ。

 

中越るい:
茶髪パーマのギャル。JKカウンセリングというところでおっさんの悩みを聞くバイトをしている。
ちなみに1回2万で、オプションをつけるとさらに上がるらしい。まったく何やってんだか…。

 

鳥居千草(とりいちぐさ):
食欲旺盛なデブ。

 

百田誉:
7歳でCMデビューを果たすほどの実力者だが、その実力に対する嫉妬と正義感でいじめでさんざんな目に会う。あまりにも酷な内容なのでここでは詳細を書かずにおきます…。

 

百田和貴子:
誉の母親。有名な女優だがいろいろずれている。ちなみに機械には疎く、かな入力しかできない。

 

石坂先生:
誉のいじめに加担した教師の風上にも置けない男で、そのせいか今はレジ打ち係。しかもかつての教え子に対し暴力ふるったりレイプ未遂まで。

 

真壁:
よく聞く警視庁捜査一課。30代半ばで鋭い眼光を持つ一見仕事ができそうな男。

 

涼宮:盛り上げ役


呪いについて

7人の集合写真に別々の赤いもやがかかり、みんなそろえると女の子の顔になるという
どっきり現象をかわきりに「ドロリンチョ」さんよりTwitterにわけわからんメッセージと写真が届き始める。
写真はこれから殺害予定の人の写真で、顔がまっかになるまでにリツイート100越えれば助かるという何とも面白くないゲームを強要させられる。
ちなみに失敗は死…ではなく歌いながらピンク色の液体を周りにまき散らし、顔はドロリンチョと死よりも無残な目に合う。

呪いを解く方法は「 ひ」おs6.smq~(面倒なので省略) 」
意味わからんが、これはワープロ時代の古い頭を持ってる人間が送っているため。
ネタバレになるから詳細は言わないが、要は
友達100人作ること!
といっている。
ちなみに友達とはリアルではなくフォロワーのこと(悲)。つまり、リツイート100越えれば一時的におさまる。
一時的ということは当然のことながら気まぐれに呪いは発動するため何とも迷惑な話である。
ちなみにこの呪いは発信者の気分によって送る相手が変わるため予測は不可能。

 

最後に…
最近も相変わらずいじめ問題が収まる気配を見せない。この小説はある意味いじめを防ぐことに一役買うかもしれないので是非映画化してほしい。