薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈映画〉クネクネ

2010年日本映画。監督はひきこさんとか作ったのと同じ吉川久岳。
2003年ごろからインターネット上で流れている怪談、「くねくね」を元にして作られた映画と思われる。なんで「思われる」の表現かというと、本来の「くねくね」とは田や川向こうなどに見える白または黒のくねくね動く存在であり、その正体を知ると精神に異常をきたす、と言われている。だが、パッケージを見ると何かリングにあたる貞子のような女がいるため、本当に「くねくね」を参考にしているのか議論が交わされている。
ちなみに上映時間は50分もないので気軽に見える。

主なあらすじ
ある休日、千里は母・良子と再婚相手の浩平、そしてその娘の遥にキャンプに連れだされる。車で長野県の南木曽あたりのおくどうキャンプ場に向かうが迷ってしまう。再婚にも反対で無理やり連れてこられた千里はフラストレーションがたまりみんなの気分を悪くさせる。早くこの気分の悪い状態をどうにかしたいと思った浩平は、通りがかりの怪しい夜叉神村の村人に目的地までの道を尋ねるが、男性は問いには答えず、「帰ったほうがいい」と呟くだけだった...。


※備考
夜又神村:

夜叉神家をトップに据えた村。夜叉神家に生まれたものは氏神として信仰対象になる。
村人の特徴は、ようこそと看板に書いておきながらよそ者をきらう。だがこれは赤の他人のことを必死に心配したためである。今はフードと目隠しが流行である。また全員心眼の使い手。
また村の周辺ではスモークをたくなど活気あるイベントを行っている。


主な登場人物

千里(しほの涼):
絶賛反抗期中の母親の連れ子。どうやらお色気担当のようで胸チラを結構やっているが体がみゃーん

「私家族なんていらない!みんないなくなっちゃえばいい!」


遥(所里砂子):
浩平の連れ子で抜けた父とバランスが良いできた娘。一番気を使っている。メインのはずなのに目立たなかった。


浩平(中野剛):
いろんなところが抜けているおやじ。
例えば、娘2人を死体の前に放置して一人で警察を呼びに行った。村人の親切なアドバイスにも従わなかった。車から離れるときはドアを開けたままetc
実の娘にはあはあ言いながら襲い掛かった。

「無理でも行くんだ!」

 

良子(熊谷美香):
千里のお母さん。他人の村に勝手に入ったのに悪びれもせず、頭のおかしい偏屈爺さんと罵った。娘のことを考えずに再婚したためうまくいっていない。知らない女の子についていったため…ランニングのような変わったポーズで死亡。
あと実の娘の首を絞めて殺そうとした。

村人A(三島ゆたか):
夜叉神村の住人で帽子がトレードマークの背中で語る男。結構でかい家に住んでいる。

長老(竹ノ内啓喜):
十数センチのなたで首を一刀両断するほどの腕の持ち主。


クネクネ(幼少期:前田明日香、現在:松川愛実):
本名はとよこ。50歳。未来予知の能力を持っている。幼女の時に拷問(バットで殴打、火葬)され、熱さのせいで骨が折れるほど体をねじり、田んぼに飛び込んで死亡。このせいか水があるところにはどこにでも出現する。見たら死ぬ。見た目は白い服を着た全身焼けただれた女。
「殺してやる」と連呼している。こいつと目を合わせると、目から出血(一部からカラコン装着ともいわれてる)→体が捻じ曲がり死亡→生きのいい魚のように復活しゾンビ化。ただゾンビ化すると女の腕力に負けるわ、片足引きずってる女に追い付けないわで、能力値は駄々下がりのようである。

最後に…
最後は中途半端でいいところ終わってしまったので続編に期待…。
とりあえず殺してやるなど言っている妙な女がいたらすぐにその場から離れましょう。顔がかわいいか確認していると一生かわいい子が拝めない状態になります。

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