薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈映画〉貞子VS伽椰子

2016年日本映画。監督は口裂け女、テケテケでおなじみの白石晃士
海外でヒットしたジェイソンvsフレディを参考に作成した日本のホラーの代表格であるリングの貞子と呪怨の伽椰子のコラボ作品である。当然VSにしたのでホラー要素は低下し、ギャグ要素が上昇している。しかし、海外の2作品は幽霊というより殺人鬼なのでバトルは白熱するが貞子も伽椰子もともに対象をびびらせて殺すような感じなので当然バトルは2つの作品の設定を大幅にぶち抜くことになった。
キャッチコピーは日本ホラーの歴史を破壊する、"最笑恐のラスト"!である。

注意点
・VSは実質5分しかないのでご了承を。また自分のストーカー的な妄想が原因で殺された女とみゃーんされ井戸に落とされそこで数年生きながらえた女では恨みの深さが違いすぎるのが原因か一方的な虐殺になっている。
・伽椰子の家(埼玉県所沢)の近所に井戸があったが場所的に貞子が落とされた井戸とは無関係だと考えられる。(実際は静岡県南箱根ダイヤランド)ただ似てるだけ。

変更点
①リング
・のろいのビデオの内容:ただ貞子がドア開けて向かってくるだけ。のろいの解除方法も教えてくれない不親切な内容になっている。
・呪い解除のおまじない(ダビングして誰かに見せる)→消滅
・のろいの時間が変化:1週間→2日。
・貞子の本体は髪の毛になったおかげか人に憑依できるようになった。
・ビデオ見た後に無言電話かかってくるようになった。
・貞子の殺害方法が変化(髪の毛口に突っ込むようになった)。

呪怨
・家は立ち入り禁止になり、人が住めない状況に。しかし人を引き寄せる設定が追加。
・俊夫(息子):やせたせいか弱体化。しかも投石で敗北した。必殺技が天蓮華に。
・融合していた俊夫とマー(猫)が分離できるようになった。


主な登場人物
倉橋有里(山本美月):
主人公だが影が薄い。主にリング側の被害者。この映画の約一ヵ月後に上司を手玉に取る新入社員として活躍していたのでどうやら呪いは振り切ったようである。

高木鈴花(玉城ティナ):
準主人公。今作品で主に呪怨側の数少ない被害者。この人も最後にどうなったかは分からないが、4ヵ月後のドラマでは中学生時代の映像が使用されたからもう…

上野夏美(佐津川愛美):
有里の友達。こいつのおかげで大部分の人がのろいのビデオを見ることに。貞子にとっては浅川なみの功労者だが自殺しようとしたため貞子に髪の毛突っ込まれた退場させられた。

常盤経蔵(安藤政信):
ツンデレ霊能力者。なぜか今作品には出演しないはずのテケテケにやられた。恐らく監督のプッシュ。

珠緒(菊地麻衣):
赤色が好きな盲目の小学生。言葉遣いが悪く、態度がでかい。

山村貞子(七海エリー):
リングの人。演じてる人が広告モデルのせいかビデオの出演時間がえらく短くなった。殺し方も髪の毛突っ込むようになった。

佐伯伽椰子(遠藤留奈):
呪怨の人

森繁新一(甲本雅裕):
有里や夏実が通う大学の教授。貞子のビデオを見たがなぜか2日より前に処刑された。しかも頭突きで。

法柳(堂免一るこ):
リング始まって以来はじめて貞子を除霊しようとした戦士。

高木夫妻:
鈴花の両親で未だに夫婦で同じベッドで寝るほど仲が良い。



あらすじ
有里と夏実は中古のビデオデッキを買ったら、気の利いた店員が入れていたビデオを見てしまい呪われる。一方鈴花は伽椰子の家の近所に引っ越したが、そこはいじめが横行する教育上よろしくない場所であった。そのうっぷんからか鈴花は夢遊病を患い、伽椰子の家に不法侵入し、伽椰子の怒りを買ってしまう。

 どちらともどうにもならない状況だが、彼女らの前に見るからに怪しい風体の中年男と生意気な幼女が現れる。そして小学生でも思いつかないような方法で呪いを解こうとするのであった…       

最後に
バトルを楽しみにしてきた人たちにとっては残念だが、刃牙道なみに戦闘シーンがない。まあ、怖いと言う感情よりなんというか…貞子3DやガンダムSEED DESTIY見たときのような感情が芽生えた。(これはあくまで私個人の気持ちです。)
まあみなさんはyoutubeに呪いの動画があったら見ないよう注意してください!それは恐らく本物です。

 

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