薬局ねこのホラーれびゅー

ホラー映画や小説についてユーモア交じりで解説します!!

〈小説〉不死症(アンデッド)

2016年6月日本で発売。作者は国立大学の建築学科卒業の周木律。
名前の通りゾンビであるが、ここではその名前は使わない。「ウェンディゴ」と呼ぶのでお間違いないように。
ウェンディゴ:人の肉を食べるウェンディゴ症候群からきている。


主な登場人物
泉夏樹:
28歳で、平成製薬奥神谷研究所という超絶田舎の製薬研究所の主任研究員(チームは1人だけど)の主人公。見た目は美人らしい。だが、金属板にパイプが付いた武器でウェンディゴ十数人を真正面から撲殺できるほどの力を持つので文武両道のようである。

黒崎信:
28歳で今年度採用の新人研究員。夏樹と途中で恋人になったが老衰で死亡した。

蝉塚英治:
研究所の管理人で大きな黒縁眼鏡のフレームがトレードマーク。この人の戦闘力もかなりのものだが、遠距離には無力。

羽田諒介:
20歳の大学生。治験のアルバイトできた。ちなみにラガーマン

小室井重吾:
諒介と同じ治験のアルバイト。37歳で無職が恥ずかしいのか職業は資格試験勉強中と答えている。

尾三佐:
自衛隊の中間管理職。職務に忠実で、なかなか話の分かる人だが…。35年間たってもこの人の持っていた銃は使用可能である。

内閣総理大臣
不老不死を夢見ていた。ちなみに任期年数は日本どころか世界トップである。
最後まで夢をあきらめない心の強い人である。

古宇田繁樹:
奥さんが若くして亡くなったことをきっかけに不老不死に情熱を持ち、夏樹に協力することに。ちなみに古宇田模範堂→平成製薬と大成功を収めている。ちなみにこの人の会社で求められるものは「能力」と「情熱」。ちなみに自分の名前のイニシャルが刻印されたネクタイピンを肌身離さず身に着けている。


ネタバレ(ドラッグで見れるよ)
ウェンディゴとは?
→ψテロメラーゼ(プサイテロメラーゼ)を分泌する新種の原虫を体に規制させることで起きた。このψテロメラーゼは人間の寿命に関係すると言われているテロメアを修復する機能を持っているので、
寿命が尽きないという考えなのだ。ちなみにこの原虫は血液や唾液など体液で感染する上、感染後は脳に凝集する何とも質の悪いもの。
が、ろうそくの炎は燃え尽きる前にひときわ大きく輝く
の言葉もあるように、すぐに衰弱死してしまう。これを防ぐために、
原虫捕食菌を使うことに。
その名の通り、原虫を捕食する菌で経口摂取する必要がある。だが、当然それだけでは終わらない。
案の定、脳に影響を与えてしまい、食人本能とやらを活性化させる。このおかげでカニバリズムがおこるという寸法である。

んでんで、まだ保険があった。ファージ感染菌である。こいつは上記の原虫捕食菌に作用する。
当然こうなると原虫が活性化するので老衰。この無限ループにはまるので絶対に助からないということだ。
だが、夏樹さんはここでは止まらない。
なんと35年も誰にも会わず、1人で研究し続け、中途半端に3種を共存させることで不老に成功!

主なあらすじ
バイオハザード ガンサバイバーのように記憶を失った状態で今にも崩れそうな建物から脱出した夏樹は新人の信と他3人とともに助けを求め、研究所からの脱出を決意する。だが、行く手を阻む無表情のカニバリズム走った連中に追われ…。

最後に…
不老不死、それは誰しも追い求める夢である。
だが、別の生物に頼るとろくなことにならない。バイオハザードに続いてそれを実感させてくれる作品であった。

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〈小説〉 残華(ざんか)

「残華、それは秋の香り漂い始めた夏の季節の終り、悲劇の浅い谷間にひっそり咲き残った、2輪の昼顔…」

1992年12月20日発売で著者は強靭な脚力で作品を生む門田泰明。内容は冒頭に書いたが、ジャンルはホラー恋愛サスペンス小説である。
ぶっちゃけ冒頭の1文ですべてがあらわされており、みゃ-んが純愛になるなど、他とは違った展開が見ものである。別に新選組とか小説家になろうに連載されてるものとは関係がない。


主な登場人物
加賀田省平(かがた しょうへい):
2度目の失業中のニート。臆病な割に妙にプライドが高いうえ、出会って数時間の女を風呂場で押し倒してみゅんを奪う鬼畜な行いもするため質が悪い。しかも責任は取りたくないと来たもんだから余計にたちが悪い。女性の体毛に執着を持っており、みゃんを終えた後、相手の全身を観察するほどである。
最後は愛する人の遺志を継いで、永遠の戦いに身を投じることになった。

「これは夢だ」

日乃舞阿左子:
黒髪の美女で、祖母の意見には逆らえないヤンデレ。ちなみに瞬間移動の使い手でもある。初めては結婚する人と…の願望を持っていたため、省平にみゅんされた後、彼を結婚相手に選んだ。しかも次の日から子供が欲しいとか言うし…。銀色の毛がどっかにある。
ちなみに72までみゅうを守った女性の鑑。だが、男を体だけで手玉に取るほど実力者でもある。

「私、省平さんの赤ちゃんが欲しい…」「私、省平さんに捨てられたら死にます」


祖母:
阿左子の祖母。得意料理はねずみの生肉。50年以上前の雑誌をまるで新品のように保管する技術を持っている。ねずみが大嫌い。

「ほんにかわいいこと…さあ、お抱きなさい」


主なあらすじ
省平は、働く気が起きないまま毎日堕落した生活を送っていた。ある時、2つの白い建物をみつけ、行ってみることに。そこは凄惨な過去を持つのが一目でわかる廃病院であった。そこで出会った美しい女性、阿左子との出会いが彼の運命を大きく狂わせることになった、。

最後に…
一時のテンションに身を任せると身が破滅しますのでみなさんも気を付けてください。

〈映画〉ドント・スリープ(DEAD AWAKE)

2016年アメリカ映画。監督はフィリップ・グズマンという「2:22」というコメディサスペンス作った人と同じ人。なんかいろいろ賞受賞したと書いてあるが…。まあ見てみた方が速い。
この映画は、睡眠麻痺という睡眠中一時的に体が動かなくなる現象を基にした作品。ちなみに劇中では別名、鬼婆症候群(オールド・ハグ・シンドローム)と呼ばれる。なんかいろいろ書いたが要するに金縛りである。アメリカだけでも年300万人以上いるらしい。


主な登場人物
ケイト(ジョスリン・ドナヒュー):
主人公で後述のベスの双子の姉妹で、演じてる人も同じ。
自分が助かるために実の姉を忘れるなど、薄情な正確なため、双子の姉からは「赤の他人は助けるけど家族は助けない!」と言われている。いろんな奴に喧嘩を吹っかけるヒステリー女。部屋のライトは赤、風呂場にはろうそくとブルーライトなど変わった内装を好んでいる。ちなみにシャワーと風呂シーンなどサービスシーンは多い。ながら運転の常習者で、視聴者に対する戒めか、事故を起こしかけた。
職業は弁護士だが、普通に注射が打てる。
最後はユーチューバーになり、永遠の戦いに身を投じることになった。

 

べス(ジョスリン・ドナヒュー):
28歳で実家暮らしでアルコール依存症な空気ブレイカー。普段から挙動不審で病んでいる感じを出している。だが、友人とダンスを踊ったり元気な時もあるので躁鬱がはげしい。寝ると体が動かない上、何か聞こえるらしい。そのことを日記に書いているが、内容は一般人には理解不能である。トリックスというかわいい黒猫を飼っている。
しかし、夢の中と現実世界でベッドの向きが違うのだが…。

 

エバン(ジェシー・ブラッドフォード):
ベスの彼氏でひげもじゃポニーテールの画家。画家としての腕は本物でわずかな時間でとんでもない絵を描ける。ベスと2年付き合っていたが、1年は遊び惚けていたらしい。常ににレディファーストを心掛けているとほざいていたが、彼女が死んだあと、その双子の姉妹と2人きりで一夜を過ごした上、夢でお姉さんとみゃーん!!
「美は痛みから生まれる」

 

リンダ(ブレア・グラント):
ダリルの妻。夜は叫ぶと気持ち良いタイプ。夫の浮気を常に疑っており、昼間っから酒をラッパ飲みしている。

 

ダリル(AJ・グチェレッツ):寝ながらクローゼットにおしっこしたり、職場の女と夫婦のベッドで浮気したりなどダメな男。歯ブラシもネクタイもピンクなため、好きな色なのだろう。

 

ハッサン・デービーズ(ジェス・ボレッゴ):
自称睡眠障害専門医で、医師免許は剥奪されているがアメリ睡眠障害協会には属している。医者としての実力は怪しいもので、首が絞められていることに気づかない、慌てて物を落とす、根性で病気を克服しろと発言するなどさんざんである。だが、責任感は強いのか、自分のミスは自分で取り返すタイプである。ベスの治療をしていたが、サイクス先生からは馬鹿だと思われている。ネットの掲示板は見ないタイプ。
カフェイン錠剤を呑んで4か月くらいまともに寝ておらず、寝るときは2分寝てアドレナリンを注射して起きるなど過酷な生活を送っているが、中川の親父と比べると大したことはない。
「脳は自分で制御できる」

 

トリックス:黒猫。キャリーバッグにおとなしく入るいい子。

サイクス先生(ロリ・ペティ):
眼鏡が特徴的な奇人で自由思想の持ち主。物事の全体像を見れない。リンダが死んだのを自分だけじゃなく素人にも責任があると言い始めた。みんなが忘れたころに被害者に。
「とんだ迷信マニアだわ!」

 

亡霊(先祖の怨霊、精霊、悪魔↚ナイトメア(悪夢)):
夜にやってくる老婆で動きは加耶子を滑らかにした感じ。首絞めが好みでベッドの上でも風呂場でもなりふり構わず襲う。ドSで、抵抗するのをやめると殺しにかかる。だが、女一人に肉弾戦で負けていたので力は大したことない。能力が強いスタンドはとパワーは大したことないということか。


パン(ビリー・ブライア):
ユーチューバー。自分の睡眠麻痺を投稿していた。今はとても明るい部屋で全く寝ずに余生を過ごしている。

主なあらすじ
ベスには最近悩みがあった。自分と全く同じ姿をした双子の妹の存在。見た目は同じなのに自分が勝っているのは男がいることだけ…。このストレスから毎晩のように鬼婆の悪夢をみることになった。これは夢?それとも現実なのか?彼女は悪夢の迷路に迷い込むことになるのであった…。

最後に…
金縛り、実際に体験したことはないがどんな感じなのだろうか…。だけど寝てる間に老婆が襲ってくるって、まあ戦闘能力が低い分フレデイよりましかもしれないが。

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〈小説〉夜葬(やそう)

2016年10月25日発売の日本の小説。著者は最東対地(さいとうたいち)。栃木県の鈍振村(どんぶりむら)というド田舎山奥の伝説をもとにしたホラー小説。

キャッチフレーズは、「脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。第23回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞作!」である。
実際に小説内では登場人物は脳髄をかき回されるような目にあっているのでこのキャッチフレーズは間違いではあるまい。

夜葬って?
栃木県の山奥に位置する外界と完全に隔離された鈍振村に古くから伝わる風習。
人の顔は神様からの借りものであるから死後はみんなくりぬいて神様にかえすとのこと。顔は地蔵にはめ込むらしい。一方死んだ奴はお腹が減らないよう、くりぬいた顔に炊き立ての白米を盛られる。
神様にお供え後は、そのご飯を家族みんなでみゃーんするらしい。


主な登場人物

朝倉美緒(あさくらみお):
主人公で、東都テレビの下請けの番組制作会社ポジットの新人。この作品で謎解きと盛り上げを一人で担当する。実写化したらシャワーシーンはあるのだろうか?ちなみに恐怖のあまり幼児退行やったりいかれたり忙しい人でもある。
ちなみに2年上の先輩に対しては「袋田しゃあん」と呼ぶ。

袋田巽:(ふくろだつばさ)
美緒とコンビを組むことになった不幸な男。仕事は3年目。体力が取柄で、普段強気なくせに肝心なところで腰が引けている上、彼女がいたことは一度もない。ちなみに吉祥学園体育教師とは関係ない
美緒からは「単細胞で直情的でデリカシーのない駄男」と思われている。
だが美緒のせいで、ナニカに追われることになっても恨まない懐の深さもある。しかも化け物から武器を奪うなど戦闘力も結構ある。最後は美緒のお椀になった。
決めセリフは
「戦争や事故、病気で毎日毎日めっちゃくちゃ死にまくってんのになんで、殺された奴だけ特別扱いしなきゃなんねえんだよ、ボケ」

坂口寛治:(さかぐちかんじ):
美緒と袋田の上司。チーフプロデューサー。

長尾総一郎:
東都テレビのプロデューサーで美緒たちに仕事を回すお方。

黒川敬介(くろかわ けいすけ):
情報屋。名前の通り、全身黒一色で怪しさこの上ない。別に某推理漫画の黒の組織に属しているわけではない。

市原:
いまだにガラケーを使用する刑事。語尾を伸ばす癖がある。最後はどこぞのゲームのように地蔵としてアドバイスするだけの存在に。

ナニカ:
美緒によって何となく命名された。別にアルカ=ゾルディックとは全く関係がない。
「最恐スポットナビ」を読むことによって発動する自動追尾型スタンドで、能力は、人の顔をシャベルでえぐる。ちなみに発動すると、その人のLIVEに文字化けしたメッセージ(今から向かう旨)を送り、ナビを起動して自分の位置を教えてくれる良心的なスタンド。またその人がスマホを落としてもすぐに届けてくれる。
能力値はそれぞれ

破壊力:A、スピード:無限orE、射程距離:無限、持続力:なし、精密動作性:C、成長性:E

である。ちなみにスピードに関しては、こちらが動き続けている場合、徒歩で追いかけてくるのでEであるが、こちらが動かないと、一瞬で瞬間移動してくるので上記のような表記になっている。
ぶっちゃけ勝ち目がなさそうだが、下記のような弱点がある。
・1か所にとどまらず、動き続けて入れば特定されない。
・特定されても誰かが(追いかけられてない奴)見ていれば大丈夫。
ちなみにLIVEに私のところに来ないでくださいというと、本当に来なくなる。だけど押し付けられた人はほかの人に押し付けるのは不可能。


主なあらすじ
顔くりぬけ事件について調べることになった新人の美緒は先輩の袋田とともに調査を開始する。しかし、これはただの事件ではない。幽波紋を使うものにしか立ち入ることが許されないものだった。


ちなみに…
ヴィンチ出版:
日暮里の築30年以上の5階建てビルの4階にある。日当たりは悪く、タバコ臭いため、職場環境は最悪。どれくらいかって言うと元気な人でもせき込むレベル。1年くらい誰もいないけど。「最恐スポットナビ」という斬新な本を作った。社員は5人いたけど全員失踪した。
主な書籍
「奇奇怪怪地方名の由来」
「都市伝説の真実と嘘」
「本当は怖いネット怪談」
全てコンビニで数百円で購入できるカバーのないものばかり。だが親会社がまあまあ名のある企業なので、そこそこ儲かっていたらしい。
最恐スポットナビは取材までは終わっていたが残りはよくわからん存在が本にした。


最後に…
新しい雰囲気のある小説で、LINEの文字化けが少し怖くなりました。みなさんは、ナビが勝手に起動したら他人に押し付けずに、黄金の矢が見つかるまで動き回りましょう!

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〈小説〉墓地を見下ろす家

全室3500万円。82.72㎡、ベランダ付きの2LDK。セントラルプラザマンション。高井野駅が最寄り駅。南向き、鉄筋コンクリート8階建て。投資物件にも向いています。


1993年のクリスマスイブに発刊したが真夏のお話。作家は小池真理子という推理小説からサイコサスペンス、幻想ホラー小説まで執筆するすごい人。この本の内容はタイトルの通り、マンションの話。まあ普通の神経をしていたら火葬場と寺と墓に囲まれたマンションなんか住みたくないだろう。

主な登場人物
加納美沙緒(かのうみさお):
主人公で1児の母(32)。イラストの仕事をやっているが、略奪して不倫相手の奥さんを自殺にまで追い込んだすごい女。基本的にほかの女を見下しているが、義理の弟からは凡庸な女と思われている。ちなみに実の母親からは男にこびてる不潔な女と思われている。

加納哲平(かのう てっぺい):
美沙緒の夫(35)で不倫により妻を自殺に追い込んだ。ちなみに性欲は人一倍で子供ができて7年たっても現役である。職業は想像力豊かな立派なコピーライター(自称)。幼いころにハンガーに襲われた経験がある。肝試し大会に優勝した経験を自慢していたが急な照明の消灯で気絶した。ちなみに元妻の葬儀等は弟がすべてやったらしい。

加納玉緒(かのうたまお):
5歳の女の子だが、ペットが死んだりいじめられたり、かまいたちをくらったりとかわいそうな子。

ピヨコ:
ひよこではなく白い文鳥で、玉緒のペット。ちなみにしゃべれるし、とても利口。アパートに住みつくよくわからんやつにやられた。巨大ゴキブリにやられたといううわさも。バナナが好き。

クッキー:
柴犬の血を持つ薄茶色の犬。玉緒のペットその2。

玲子:
哲平を寝取られた女。夏目漱石に出てくる小説の女のようらしい(要するに実生活に向いてない)


加納達二(かのうたつじ):
哲平の弟。美沙緒より玲子(兄の元妻)になついていた。今はヒステリー女とつきあっている。大手食品会社に勤務。30の割に4,5歳の表情をする時があるらしい。

加納直美(かのうなおみ):
達二の奥さんで哲平からは嫌われている。大学教授の娘で美人だが自己中なやつ。

井上栄子:
見るからに普通の人生を歩んでいる女。子供は3人。雑駁な性格のおかげで知人の子供にけがを負わせた。年のせいか変な音が聞こえるらしい。夫の後ろ頭は禿気味。

田端光枝(たばたみつえ):
このマンションの管理人。井上家によく上がり込む迷惑な老婆。見た目は老けて見えるがまだ50代。顔はシモーヌ・シニョレに鬼女の仮装させた見た目らしい。あだ名はスピーカー婆あ。実写化したら彼女のパンちらが見れたことだろう。信条は他人をねたみ、愚痴を言う人間にはならない。

田端末男(たばたすえお):
年のせいか、午前2時になると地下室で人の話し声を聞くらしい。頭にわずかに白髪が残っている。

東海林(しょうじ):
瞑想の専門家。だが止まっていたエレベータを動かすなど妙な能力を持っている。霊気を感じ取ることができ、マンションには悪魔より質の悪いものがいるらしい。20代のころインドで過ごし、ヨーガを学んで瞑想法をマスターし、それを今は教えている。
自分の手から気を発生させ、宇宙の気を吸収し、気を送り出す。これを霊的存在に与えると疲れてくるらしい。ちなみにエレベータを1回分動かす程度で忘我状態になる。

原島
ホステス。香水では隠し切れないすえたにおいがするらしい。

吉野:
高校教師の夫婦。空気その1。

八田:
姉妹でエアロビクスのインストラクター。空気その2。


あらすじ
新築・格安、都心に位置するという抜群の条件のマンションに移り住んだ哲平一家。だがそのマンションは墓地があるわ火葬場があるわと景観は最悪である。何も起こらなければよかった…。そう、まさかこんな事態が起こるなど、神さえ予想できなかっただろう。

 

やばいマンションの見分け方
うかつに安いマンションには当然何かあるが、ほかの住人が逃げる前に自分が逃げ出せれば命は助かる。そのためにも、以下のことを調べてみるべきだ。

・周りに墓地、火葬場、寺がある
・エレベータでしか行けない地下室がある
・地下道と地下室がつながっている

まだほんの一握り。だがこれ以上のことを書くと、みゃーんな力のせいで筆者自身が消されてしまう。

もし、上記を満たしているのに住み続けると下記のようなことが起こる。

・ペットが死んで夜な夜な会いに来る
・TV画面の隅に黒い人型のものが映る
・ひそひそ声が聞こえる(主に地下室)

これくらいなら問題ないと思ってはいけない。もしあなたが意地を張って引っ越さずに最後の一人になると…


決してそこからでられなくなる。もし出ようとすると…

ジュワッな目に合っちゃう。


最後に…
安いものには裏がある。だがみなさんは対策法を学んだので、引っかからないよう注意してください。

 

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〈映画〉キューブゼロ(CUBE ZERO)

2004年カナダ映画。監督は2のみゅうをものともしないアーニー・バーバラッシュ。タイトルから想像できる通り、CUBEの原点。2の結果を鑑みて、無理やり1に合わせた。この異常な変化はゲッター線を浴びない限り不可能であろう。
今作ではCUBE、CUBE2に続く3作目で完結編ということでCUBEの謎が明かされる!かに思われたがぶっちゃけ何もわからない。CUBEの管理者が出てくるが、立ち位置的には帝愛の一番下っ端の黒服レベルである。ちなみにその上の一見利根川クラスと思われる人物が出てくるが、立ち位置的には遠藤クラス、能力的には村岡以下である。そんな連中を見たところで、兵藤レベルの存在を拝目るわけではなく、みゃーんに終わってしまう。

CUBE2との違い
・2で不評だったので1に近い手動の扉に戻した。
・明かりは雰囲気を出すために薄暗くした。
・服装は元の囚人服に戻った。
・数字の謎解きが復活した。

主な登場人物

[管理者]

ウィン(ザカリー・ベネット):
めがねかけたヘッドフォンの監視員その1。絵をかくのが得意で、コミケに応募できるレベル。頭はとてもいいが、夜が怖く、悪夢を見る。ちなみに人妻好き。妙な正義感を出したために人生を棒に振った。仕事の契約を破りまくっているので企業としては雇いづらい人材である。

ドッド(デヴィッド・ヒューバンド):
あだ名はチェスマンのケツ顎のおっさんで監視員その2。。敬虔な信者(アーメン)で、眠りながら夢を記録できる特技を持っている。マニュアル人間の代表だが、相棒のおかげでルールを破り、大豪院邪鬼のような目にあった。

オーウェン(トニー・マンチ):
具合が悪くて欠勤中の監視員その3。バンダナがトレードマークで神を信じてなかったので怒りの炎に飲まれた。

チクリス:
日差しが強いところを旅行中の監視員その4。子供2人の写真を仕事机に飾っていたが、自分の子供ではないらしい。ロリコンか? 同僚が骨を見て分かるほど特徴的な骨格を持っているようだ。

ジャックス(マイケル・ライリー):
右目が義眼でオールバックの一見できるふうのどSな中間管理職。優秀なSPが2人(フィン、グイグリー)いる。利根川も言っていた部下の名前を覚える重要性分かっていないため、当然能力もそこが知れている。というか3文字も覚えられないって…。部下は無能と思っているので強気だが、上司にはとても弱い。しかし無能と思っている部下の嘘も見抜けないなんて…。特技は麻酔の息を吐くこと。

量産型兵士:
頭にチップが埋め込んでおり、それを利用して操られる存在である。痛み抑制できるが、股間には適用できないらしい。

 

[被験者]
レインズ(ステファニー・ムーア):
アンナという娘がいる政治犯ストライキやりすぎたおかげでキューブに入れられたが、自分は何も悪くないと思っている。ちなみに今作の背負い投げされる人。

ハスケル(マーティン・ローチ):
なぜか額にマークがある軍人。女性を背負い投げして唾を吐かれた。黒人禿。今作の妄想暴力野郎担当である。

メイヤホールド(マイク・ナーギャング):
デブ。トラップに引っかかって指3本くらい失った。3時間前のことの記憶はない。常に冷静だが、マザーテレサに引っかかれて感染したときはさすがに動揺していた。禿に突き落とされた上、超音波で吹っ飛ばされた。

ジェリコ(テリ・ホークス):
自称マザーテレサ。針刺されて溶かされた。

バートク(リチャード・マクミラン):
中年。くつを投げて罠を確認するのをシステムと表現した。しかし早急にバラバラに。

※CUBEの職場について
規約は絶対である。ちなみにどこぞの地下強制労働のように外出する権利は与えられないうえ、食事はカプセル1つというブラックぶりである。
ちなみにCUBEに参加するモルモット被験者は同意書にサインして参加しているため、あくまで本人の意思なのである。そう、例え薬で意識朦朧とさせてサインさせみゃー
ちなみにこの会社の特徴を以下に示す。
・会社のシンボルマーク→I これは被験者の体にも入れたり、扉にも入れたりなどこだわりが強い。
・上司との連絡→ダイヤル式の電話でしかできない。ちなみに上司からの連絡は紙に書かれた1フレーズだけである。
・規約を違反したものは頭を改造され、青い部屋と飴が大好きになる。
・実験と言いつつ、被験者がクリアしそうになったら人食いパチンコより卑怯な妨害に出る。
・清掃業者を雇えないので、キューブ内をリセットモードと呼ばれる安直な方法で無理やり清掃している

※今作の暗号について
さすがに数列は難しかったので小学生でも分かるアルファベットに変更された。
例:C,I,Aの場合、アルファベットの順番の数字にすると(3,8,1)となり、これが座標となる。
ちなみにこれに気づく人は被験者の半分以下らしい。みなさんも見落としにはご注意を!
出口だが、初期CUBEと違い1辺は25のようで26、すなわちZがあるところが出口となる。
当然部屋は移動している。しかも管理者の気分で変更できるため、予想は不可能である。
だが、清掃時は初期位置に戻るため、そこがチャンスである。

※出口について
[被験者側]

真っ暗の部屋で拘束され2つの質問を受ける
1,名前
2,神を信じるかどうか→だれかYESと答えてみてくれ

[管理者側]

上級技師2名が必要だが、上司の権限でそこらへんはうやむやになる。だが、正式なものは文書の契約内容なのでみんなは決して従わないように!
1,出口部屋の被験者を確認。
2,質問をする→問2の答えで→YES、NOのボタンのいづれかを押す。NOのスイッチを押すとアツッ!!。

主なあらすじ
ウィンはブラックすぎる自分の仕事に嫌気がさしていたため、漫画のイラスト書くことで気を紛らわせていた。すでにかなりの画力を身に着けていたが、1日外出券も与えられないため、世間に発表することができなかった。ある時、自分好みの人妻が実験に参加し、彼女に自分の漫画のモデルになってもらおうと決意する。今、自分の夢をかなえるため、ルールを破る時がやってきた。

最後に…
結局何のためにキューブを作ったかわからずじまいである。金持ちの娯楽でも残酷シーン収集でも何でもいいが、目的ははっきりさせてほしいものだ。みんなもこんな中途半端なみゃみゃは絶対ーんみゃー
ぜひ見てください!!

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〈映画〉キューブ2(CUBE2)

2002年カナダ映画。前作CUBEの監督ヴィンチェンゾ・ナタリは降板させられ、撮影監督として有名なアンジェイ・セクラが代わりに努めた。おかげで、デスノート(テレビドラマ版)のような結果になった。前よりお金をかけたせいか、見た目はよくなったが、ストーリーが…。ちなみにCUBEの続編とされているが名前が似ているだけの別物である。以下にその理由を示す。
CUBEとの違い
・数字の暗号は消えた
・ついに時間まで操れるようになった(キングクリムゾンの能力発動みたいな絵になる)
D4Cのように隣り合う世界を行き来する
・CGの多用
・CUBEの外が見れる
・私服になった
※似ている点もあるよ
・目のアップからスタート
・頭のおかしい天才がいる
・キューブに罠があるものもある
・大半は人間同士の殺し合い
・背負い投げされる人がいる

主な登場人物
ケイト(カリ・マチェット):
金髪の女性で心理療法士だが、一目でその人が盲目かどうかを見破れる眼力を持つ。男運には恵まれてないし、仲間運にも恵まれていない。見殺しはダメみたいなことをほざきながら見殺しにした。

サイモン(ジェラント・ウィン・デイヴィス):
前作の妄想暴力野郎の立ち位置にいるヤンキー。ちなみに仕事は経営コンサルタントの皮をかぶった探偵だが、今作を見る限り仕事を依頼しない方がいいだろう。趣味はナイフを集めることで、キューブに閉じ込められてもナイフは持っていた。男に対し、壁ドンやら後ろから抱き着き等を行っていたのでゲイの可能性がある。キューブの映画内で一番苦しんだ人でもある。

サーシャ(グレース・リン・カン):
盲目のグラサン黒髪女でマリクに似ている。耳と鼻がすごく良い盛り上げ役。凄腕のハッカーのせいか他人を見下している。あだ名はアレックストラスク(※スニーカーではない)。試験管の中で生まれたといううわさも…

ジェリー(ニール・クローン):
丁寧な話し方をするぽっちゃりしためがねおっさん。フリーのエンジニアでCUBEの扉を開発した。好きなものはホラー小説とおかしな家巡り。今作の背負い投げされる人担当。

ペイリー(バーバラ・ゴードン):
哲学が苦手な痴ほうのおばあちゃん。今は高層マンションに義理の娘と住んでいるが、昔はアイゾン研究所理論数学の研究者だったらしい。今作で一番セリフが多いが、不快さが強かったので処刑された。

マックス(マシュー・ファーガソン):
テンパのゲームソフト開発者。友達はペンタゴンに服役中らしい。首吊りしようとしてるやつを命がけで助けようとしたいいやつ。子供に見せられないシーンをジュリアとやろうとしたのでミイラにされた。

ジュリア(リンゼイ・コネル):
マックス曰く視聴率が倍に跳ね上がるほどの美女。秘密が大好きなアイゾンの弁護士。赤いドレスという自己主張の強い服を着ているが、背中の肌のあれのおかげでみゃーんである。子供に見せられないシーンをマックスとやり始めたのでミイラにされた。

マグワイア(ブルース・グレイ):
眼鏡かけたサラリーマンと思いきや軍人で階級は大佐、の割には自殺しようとするなどメンタルはそこまでのようである。自分で自分の手に手錠をするドM。

ローゼンズワーグ博士:
スキンヘッドの量子学で有名なお方。エクトプラズムの死体のように自分の体に計算式を書いた。

用語説明
今作ではSFマニアじゃないと理解できない単語が多いので説明しとくよ。

テレポーテーション:
これは説明不要だろう。瞬間移動です。イメージわかない人はドラゴンボールでもFFでもなんでもいので見てください。

セラクト:
4次元の立方体で別名ハイパーキューブ。3次元に時間を加えることではない。空間的な4次元。

多次元量子空間:
何でもできる空間。詳しくは重神機パンドーラを参照。

60659:
素数。何を計算してこの数字が出てきたか一切不明である。意味はキューブが崩壊する時間を指しており、6時06分59秒を指している。何で時刻が計算で出てくるんだろう。物理に詳しくないから分からないぞ…

主なあらすじ
CUBEと同じような始まりだが、少し様相が違う。いったいここはどこなのか?本当にCUBEの続編なのか? そう考える視聴者たちの予想を斜め上で裏切りながら期待を裏切る話が進んでいくのであった。

最後に…
結局謎が増えただけで何も解決しなかった。2期放映が決定しているからという理由で2期に丸投げするアニメのようである。CUBE ZEROで謎がわかるというが果たして!

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